1985年、ここ鎌倉で、「子育て仲間がほしい」「自然の中のほうがいいかな」「自分の時間も欲しいな」といった、いたって単純な動機で始まったという青空自主保育は、長い間、親たち（主に母）によって受け継がれてきました。

 

時代がどんなに変わっても、この単純な動機が変わらないということでしょうか？でも、それだけではここまで大きな発展は無かったはずです。

 

〈自然の中で、仲間と共に日々を遊んで過ごす。大人はそれを、見守る〉

 

子どもたちが、自然の中で五感を目一杯使って遊びながら、子ども同士が繋がって、受け入れ合っていく様子を間近に見ていると「生きてるっていいな」と、幸福感に包まれます。

 

このいたってシンプルな青空自主保育の活動の日々は、親にとっては想像以上に忙しい。でも、それ以上に得る〈宝物〉は計り知れません。

 

子育てを通してたまたま出会った親同士は、助け合い、ぶつかり合い、語り合い、受け入れ合い、繋がっていくうちに、仲間の有り難さを体感します。そこから生まれた《感謝の気持ち》はいろんなカタチとなり、更に新しい出会いと繋がって、青空自主保育は現在まで発展してきたのです。

 

親たちが脈々と伝えてきてくれた《感謝の気持ち》

 

それを、これからも大事に広げてゆきたい。

 

一人でも多くの人が、この青空自主保育マップを手にし、子どもたちと一緒に宝探しに出かけてくれることを願っています！